もうひとつ週刊SPA!3月12日号掲載
「ゴーマニズム宣言」の
感想をご紹介します!
SPA!「ゴー宣」38章を読みました。
小林先生の戦う理由の大きさと、
「逮捕状が出ていた男」の矮小さが、
改めて浮き彫りになっていると思いました。
権力側は、公文書改竄事件も中途半端なトカゲのシッポ切りみたいな恰好で有耶無耶にしましたし、
慢心しているように思えます。
しかし「逮捕状が出ていた男」がトカゲのシッポ切りには遭わず、匿われて護られたような格好になったのは何故なのか、
そして「逮捕状が出ていた男」は何故、週刊新潮や伊藤詩織氏を訴えずに、
小林先生を訴えてきたのか・・・しかも1年半も前の、単行本にも未収録だった一本の作品の数コマを巡って・・・。
「逮捕状が出ていた男」が1年半も怒り続けていて、今になって訴状なのか、それとも他に何かあるのか・・・
どちらにしても、訴状を出した男の行為は愚かな行為だと思います。
世論で言えば、「逮捕状が出ていた男」を信じているのは、明らかに少数派だと思います。
ただ、現代の日本人は次から次に流れるニュースを、その時々で消費しているので、
この事件も今は報道されなくなってしまいましたし、残念ながら忘れている人も多いかもしれません。
今回「逮捕状が出ていた男」が小林先生を訴えたことで、
それを小林先生が漫画にして、
それを読むことで、当時伊藤詩織さんの方に共感した多くの一般人も、このことを思い出して欲しいと思います。
「この件を政治的立場やイデオロギーで捉えてはならないと思う」という小林先生の発言は重要だと思います。
リベラルだから伊藤詩織さんを支持して、保守だから「逮捕状が出ていた男」を支持する・・・とか、
そんなアホな構図はないということです。
真の保守ならば、公と権力がズレた時には、権力と戦わなければなりません。
一般庶民だって、例えば薬害エイズ事件の時もそうでしたし、
自分や自分の近しい身内が、権力と癒着した大きな力に蹂躙されてしまうようなケースも起こりえることです。
その時は、一般人も、権力と戦う覚悟を迫られます。
そして、権力が絡まない場合でも、レイプ事件で女性が泣き寝入りしてしまうケースが多いということを知ると、
(いや、これも女性が示談を持ちかけられて泣き寝入りしてしまっているということで、やっぱり権力が絡みますかね)
間もなく2020年にもなろうかとしている御時世に、江戸時代なのか?中世なのか?と思うような
理不尽が罷り通っていることに暗澹とした気持ちになります。
心情で言えば必殺仕掛人でも出て来て欲しいと思うくらいです。
日本がロシアや中国や北朝鮮みたいになってしまわぬように、
この裁判で、正しい先進国、民主主義国家としての日本の在り様が示されて欲しいと思います。
先生がオウムに訴えられた時も、左翼運動家に訴えられた時も、
ずっとゴー宣を読んで応援しておりました。
今回も、ゴー宣を読むことで先生の応援をして行きたいです。
「公」のための戦いに注目していきます。
小学館もSPA!も、今回マスコミとしての正しい姿勢を示してくれて、
読者としても応援したいです。
先生が表現者としての表現の自由を奪われないということが、
日本が正しく民主主義国家として機能しているか否かということの
大きな線引きでもあると思います。
そこも含めて、先生を応援して行きたいです。
(皿うどんさん)
この裁判がある限り、伊藤詩織さんの事件が忘れ去られることは決してありません!
以前にも増して、事件の理不尽さが多くの人に知れ渡ることになるでしょう。
そして、この裁判の行方が、日本が真っ当な国であるか否かを明らかにする、歴史的に重大なものになることも、多くの人が知ることになるでしょう。
これは日本の在りようを問う戦いです!